日本製紙は成長事業に経営資源を集中する

日本製紙は27日、子会社で木質建材の製造などを手掛ける大昭和ユニボード(宮城県岩沼市)を売却すると発表した。不燃建材を製造・販売するエーアンドエーマテリアル(横浜市)に保有株式の100%を譲渡する。譲渡実行日は10月1日の予定で、譲渡額は非公表としている。

大昭和ユニボードは堅牢性に優れ、環境負荷の少ない化粧板「ユニボード」を製造する。国内市場は人口減少により需要が減少することもあり、エーアンドエーマテリアルに売却することにした。

日本製紙は成長事業に経営資源を集中し、事業構造の転換に取り組んでいる。今回の譲渡もその一環となる。2025年3月期の業績に与える影響については「軽微」としている。

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