温度調整の制度を高めて、省エネ運転を実現したエアコンの新商品

三菱電機は27日、人の感情を解析し空調を自動制御するエアコンの新商品を発表した。暑いなどの感情をセンサーで推定して風向きを調整をしていたが、体感温度も同時に分析して制御できるようにした。より適切な温度調整が可能となり、消費電力を5%減らせる。物価高で電気代が上昇するなか、省エネで顧客を開拓する。

家庭用ルームエアコン「霧ケ峰」の旗艦モデルと高価格帯モデルの4シリーズ30機種を10月4日に発売する。価格はオープンだが30万8000〜48万8000円を想定する。

同商品はセンサーで脈拍を分析して暑いなどの感情を推定し、風向きを調節していた。さらに別のセンサーで体感温度も読み取り分析の精度を高めた。夏場で体温が下がれば、自動で温度を上げ省エネ運転ができる。

物価高で電気代が上昇しているうえ、猛暑でエアコンを使う頻度も増えている。家計を圧迫しており、省エネ性能を求める需要が高まっている。

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