キリンHDはファンケルへのTOB期間を9月11日まで延長する

キリンホールディングス(HD)は28日、同日まで延長していたファンケルへのTOB(株式公開買い付け)期間を9月11日まで再び延長すると発表した。香港の投資ファンドが主要株主になったことに伴い、法令にのっとって期間を延長したとしている。期間の延長は3度目となる。

6月にTOBを始めた後、香港の投資ファンド、エムワイ・アルファ・マネジメントがTOB価格を上回る水準でファンケル株を取得していた。関東財務局に8月22日に提出された変更報告書ではファンケル株9.94%を保有していた。ファンケルが26日に提出した臨時報告書では、エムワイは議決権ベースで10.69%を保有する主要株主になったとしている。

キリンHDは28日午後1時時点のTOB応募状況も公表した。買い付けに応じた申込数はキリンHD保有分を除いて約5061万6千株、議決権ベースで約41.63%になる。28日までの応募状況ではキリンHD保有分と合わせて約74%となり、TOBが成立する見込みだった。

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