兵庫県北部の但馬地域では複数の品種のコメが栽培されていて、家庭用として人気がある極わせ品種「ちほみのり」の出荷が28日から始まりました。

豊岡市にあるJAの施設では農家など関係者が集まって出荷式が開かれ、担当者が、8月中旬には昨シーズンの在庫がなくなったものの、今シーズンは品質もよく、十分な収穫が見込まれることを報告したあと、くすだまを割って初出荷を祝いました。

JAによりますと、需要の高まりや台風10号の接近を受けて稲刈りを早めた農家が多く、初日の28日は例年のおよそ2倍にあたる26トンを出荷したということです。

JAたじま営農生産部の岡田亘平副課長は「農家の努力もあり、きょうは品質の最もよい一等米ばかり出荷できました。但馬のお米を多くの人に食べてほしいです」と話していました。

出荷されたコメは、早ければ9月3日には県内のスーパーの店頭に並ぶということです。

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