歌舞伎座の職員が帰宅困難者の身元確認や滞在場所への案内をする様子(28日、東京都中央区)

アマゾンジャパン(東京・目黒)は28日、東京都中央区が中心となって歌舞伎座(東京・中央)で実施した災害時の帰宅困難者受け入れ訓練に参加した。訓練では訪日外国人も想定し、土地勘がなく日本語が話せない人への対応を確認した。アマゾンは外国人をはじめとした訓練への参加者集めに協力したほか、簡易トイレなどの支援物資も提供した。

訓練では歌舞伎座の職員が外国人の身元を確認し、待機場所へ誘導する手順を確認した。日本語が通じない外国人も想定し、国旗の指さしで出身地を確認する作業も確認した。英語で書かれた紙を見せながら歌舞伎座の職員が注意事項などを説明した。アマゾンは3000人分の災害用物資を提供し、担当者が使い方などを説明した。

アマゾンは全国2カ所の物流センターに災害用物資を備蓄し、災害時に各地の避難所に支援物資を届ける体制を整えている。災害物資を備蓄している相模原フルフィルメントセンター(相模原市)の瀧川匠氏は「災害時の対応を確認し被害を最小限に抑えたい。必要に応じて物資の内容も見直していく」と話した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。