PFU(石川県かほく市)は29日、生産設備や医療機器に搭載する組み込み型コンピューターの新製品を発売した。設備へのサイバー攻撃で工場の操業に影響が出る例が増えているため、セキュリティー対策を強化した。設備に搭載した機器で情報を処理するエッジコンピューティングで高機能製品のニーズが高まるとみて開発した。

製品は3品あり、5年間で計4万台の販売を目指す

小型の組み込み型コンピューター「AR」シリーズで約3年ぶりの新製品となる。プログラムを改ざんから保護するといったサイバー攻撃対策を施した。処理能力の高い半導体を使い性能を従来機比2倍に引き上げた。

PFUの親会社であるリコーも組み込み型コンピューターに強く、両社のシェアを合わせると国内で4割程度に達するという。PFUは石川県かほく市にある拠点で生産している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。