左からアサヒビールの高橋氏、ヤッホーブルーイングの井手社長、トリクミの古田琢也社長、木内酒造の外岡孝雄氏、サッポロビールの永井敏文氏(29日、東京都渋谷区)

アサヒビールやサッポロビールなど5社は29日、アルコール度数1%未満の微アルコールビールを提供する「ここちよい微アガーデン」を東京・渋谷で開くと発表した。31日までの3日間で、入場は無料。微アルに特化したビアガーデンは日本で初めて。

微アルはお酒に強くない人でも楽しめるのが特徴。ノンアルコール飲料の人気が高まる中、新たな市場を広げる。

5社は他にヤッホーブルーイング(長野県軽井沢町)、微アル・ノンアル専業のトリクミ(鳥取県八頭町)、クラフトビールの木内酒造(茨城県那珂市)。ヤッホーによると、年間を通じて微アルコールビールを製造する国内メーカーはこの5社のみ。

5社の微アルが飲み比べできるセットはフード1品付きで900円

アサヒは「ビアリー」(度数0.5%)、サッポロは「The DRAFTY」(同0.7%)、ヤッホーは「正気のサタン」(同0.7%)、トリクミは「CIRAFFITI Session IPA」(同0.5%)、木内酒造は「常陸野ネスト ノン・エール」(同0.3%)を販売する。

ビールは1商品が300円で、5種類のフードは1品600円。5社の微アルが飲み比べできるセットはフード1品付きで900円。期間中に500人ほどの来場者を見込む。

アサヒビールの高橋徹也・スマドリマーケティング部長は「飲める人も飲めない人も楽しく過ごせる場になってほしい」と話す。

1月にアサヒ、ヤッホー、トリクミの3社が微アルのビールと料理とのペアリングを提案する「微アルでここちよい新年会」を開催。サッポロと木内酒造に声をかけて今回のビアガーデンを実現した。ヤッホーの井手直行社長は「今後も5社を中心に(微アルイベントを)やっていきたい」と話す。

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