千里阪急百貨店と千里セルシーの敷地を一体の大型商業施設に再整備する(イメージ図)

阪急阪神ホールディングス(HD)傘下の阪急阪神不動産は29日、北大阪急行の千里中央駅(大阪府豊中市)東側の百貨店やホテルを、エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)と一体で再開発すると発表した。百貨店と商業施設の敷地を一体にして延べ床面積10万平方メートル規模の大型商業施設を新設するほか、現在ホテルがある敷地を公園と一体の交流拠点にする。

大阪府と豊中市が地権者と進めてきた、千里中央地区の活性化基本計画を改定したことにあわせて公表した。H2Oが保有する千里阪急百貨店と千里セルシー(2019年閉館)の間を通る車道を廃止し、一体街区としてバスやタクシーの乗り場も兼ね備えた大規模商業施設を整備する。阪急阪神不動産が保有する千里阪急ホテルは、25年度末に営業終了した後、にぎわい広場や交流拠点などを検討する。

駅西側ではイオンモールが、23年に閉鎖した商業施設「オトカリテ」の敷地と、駅前広場を一体で再整備する。商業施設やオフィス、ホテルなどが入居する複合ビルを整備する。豊中市は駅周辺の再開発について、32年度中の事業完成をめざすとしている。

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