29日に発表されたことし4月から6月までのアメリカのGDP=国内総生産の改定値が速報値から上方修正されたことを受けて、ニューヨーク株式市場では取り引き開始直後から買い注文が集まり、ダウ平均株価は一時、480ドルを超える値上がりとなりました。

終値は、前日と比べて243ドル63セント高い、4万1335ドル5セントとなり、2日ぶりに最高値を更新しました。

一方、ハイテク関連銘柄の多いナスダックの株価指数は0.23%下落しました。

28日に決算を発表した大手半導体メーカー、エヌビディアの株価は、今後、収益の伸びが鈍るのではないかという懸念などから前日と比べておよそ6%の大幅な下落となりました。

市場関係者は「この日に発表されたアメリカのGDPの改定値や雇用についての指標の内容からアメリカ経済が底堅いという受け止めが広がった。ただ、その後、エヌビディアの株価の下げ幅が大きくなるにつれて、ハイテク関連の銘柄を中心に売り注文が出やすい展開となった」と話しています。

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