福祉スタートアップのヘラルボニー(盛岡市)は初の海外子会社をフランス・パリに設立した。同社の商品を海外に紹介する拠点になるだけでなく、欧州のアーティストを発掘する足がかりとする。

社名は「ヘラルボニー・ヨーロッパ」で最高経営責任者(CEO)にヘラルボニー最高執行責任者(COO)の忍岡真理恵氏が就く。世界最大級の起業支援施設「ステーションF」に入居し、9月から活動を本格化する。

忍岡氏は「ヘラルボニーが掲げるミッションの普遍性、アートやクリエーティブは国境を越える。まずはパリを拠点にヘラルボニーの輪を広げたい」とコメントした。同氏はマッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社などを経て、2023年11月から現職。

ヘラルボニー・ヨーロッパのCEOに就く忍岡真理恵氏=ヘラルボニー提供

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