トヨタ自動車は、国の型式指定の申請に伴う認証試験で不正を行っていたことが発覚し、国土交通省からの出荷停止の指示を受けてことし6月から、子会社の「トヨタ自動車東日本」の「宮城大衡工場」と「岩手工場」で製造する3つの車種の生産を停止していました。

その後、国の安全基準などに適合していることが確認されて、7月末付けで出荷停止の指示が解除されたことから、対象となっていた「カローラ フィールダー」、「カローラ アクシオ」、「ヤリス クロス」の3車種の生産を2日夜から再開します。

この問題をめぐって、トヨタでは新たな不正が7月に発覚し、会社側は認証業務に対する内部監査の充実や法令順守の徹底などの再発防止策をとりまとめて、先月、国土交通省に提出しました。

今後は再発防止策を着実に実行できるかが問われることになります。

一方、トヨタ自動車は、台風10号の影響で宮城県と岩手県の工場を含めた国内13工場の稼働を停止していましたが、2日夕方以降、再開することを決めました。

東京 羽村市にある子会社の工場の一部のラインは2日朝から稼働しています。

トヨタは先月28日の夕方から従業員の安全確保や物流への影響を考慮して各地の工場の稼働を停止していました。

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