マツダが発売を予定する新型多目的スポーツ車(SUV)「CX-80」

自動車販売の業界団体が2日発表した8月の国内の新車販売台数(軽自動車含む)は前年同月比4%減の32万8470台で、2カ月ぶりに前年実績を下回った。マツダは生産終了した多目的スポーツ車(SUV)の後続モデルの投入が遅れており、前年実績割れが続いている。

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がまとめた。登録車(排気量660cc超)が2%減の20万8683台、軽自動車は5%減の11万9787台だった。登録車と軽自動車ともに2カ月ぶりの減少となった。

メーカー別ではマツダの減少率が最も大きく、前年同月比19%減の9969台だった。2023年12月に生産終了したSUV「CX-8」の後続モデル「CX-80」の発売が遅れているためだ。同社は9カ月連続のマイナスとなった。

ダイハツ工業は12%減の3万6843台で2カ月ぶりに減った。認証不正で生産・出荷を一時停止していた影響が続く。7月は前年同月に仕入れ先工場で起きた火事の影響で販売が減った反動で一時プラスに転じていた。

トヨタ自動車は9%減の10万2992台、日産自動車は1%減の3万2588台だった。一方、SUBARU(スバル)は19%増の7747台、ホンダは13%増の4万5875台で好調だった。

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