ネクソンは3日、2024年12月期の年間配当を22.5円と前期より12.5円増やすと発表した。従来予想は15円だった。株主還元方針を変更し、減損損失を除く前年度の連結営業利益のうち33%以上を目標に株主還元をするとした。連結自己資本利益率(ROE)は最低限10%(23年12月期は8%)とし、長期には15%をめざすとした。
植村士朗最高財務責任者(CFO)は「安定成長を続けており、積極的な投資を行いながら株主還元向上が可能だと考えた」と説明。自社株の取得と配当を合わせて柔軟に実施するとし、今後の配当については「安定配当すべきだと考えており、経営状況を見ながら可能な限り増配したい」とした。
すでに同社は27年2月までに計1000億円を上限に自社株を取得すると発表しており、うち約300億円分を24年5〜7月に取得している。
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