指定した半導体在庫のみを機械が自動で出し入れする自動倉庫を新設した(3日、長野県佐久市)

半導体商社のコアスタッフ(東京・豊島)は3日、半導体を長期保管する長野県佐久市の物流センターを公開した。自動倉庫や無人搬送車(AGV)を活用して最大約100万点の半導体在庫を保管する。収容量は従来の倉庫の約10倍で、顧客企業に迅速に届けられるようにする。

約50億円を投じ、半導体の物流センター「Zero Hub(ゼロハブ)」を新設した。地上4階建てで、延べ床面積は約1万5000平方メートル。棚から指定した在庫のみを機械が出し入れする自動倉庫を新たに設けた。

同日開いた説明会でコアスタッフの戸沢正紀社長は「グローバルで戦っていくために顧客企業の目線に立って付加価値を高めていきたい」と話した。

コアスタッフは2000年設立の独立系商社。半導体や電子部品を販売する独自の電子商取引(EC)サイト「コアスタッフ・オンライン」を手掛ける。様々な半導体をECで少量から販売する「カタログ・ディスティー」と呼ぶビジネスモデルを強みとする。

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