威嚇や脅迫などのほか、SNSに誹謗(ひぼう)中傷を投稿する行為などに対処する(写真は都内の店舗)

松屋フーズは4日、顧客による迷惑行為「カスタマーハラスメント(カスハラ)」への対応方針をまとめたと発表した。威嚇や脅迫などのほか、SNS(交流サイト)に誹謗(ひぼう)中傷を投稿する行為などをカスハラの例として定めた。カスハラ行為があった場合は警察と弁護士に相談した上で厳正に対処するとしている。

対応方針ではカスハラについて「お客様等からのクレーム・言動のうち、要求の内容の妥当性に照らして、当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なもので、労働者の就業環境または他のお客様がお食事する環境を害するもの」と定義した。

具体的なカスハラ事例としては過度なクレームや理不尽な要求、差別発言などを例示した。カスハラの対応方針の策定を受けて、松屋フーズは今後、従業員に周知するほか、教育や研修なども実施していく。同社は「従業員が心身ともに安心して働ける環境づくりに取り組んでいく」としている。

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