中身にカスタードクリームを入れたメロンパンの定番化を目指す

ローソンは5日、クリームの量を従来比2倍に増やしたメロンパンを発売すると発表した。生地の中にマーガリンを入れたパンを焼くことで、クリームが豊富に入る空間を作った。付加価値を高めた商品として、定番商品より3割高い171円で販売する。30〜40代の層を取り込み、パン全体の9月の売上高を前年同月から1割引き上げる。

全国の約1万4000店舗で、メロンパン2品を10日から販売する。「とろサクっ!クリームメロンパン」はメロンパンとクリームパンを掛け合わせた商品で、サクサクとした表面の食感とクリームの両方を楽しめるようにした。「じゅわサクっ!デニッシュメロンパン チョコ」(171円)はチョコレートのチップを練り込んだ生地を焼き上げた。

5月に愛知県の約40店舗で2品を試験販売したところ、菓子パンの売上高が実験前と比べて2割伸びた。クリームを増やすなどして満足感を高めたことで、男性客の購入比率が高まったという。開発を担当したローソンの平原さやかシニアマーチャンダイザーは5日の説明会で「主力商品の一つであるメロンパンに付加価値を付けて、新しい定番商品として育成したい」と述べた。

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