積水ハウスは5日、東京都国立市に建設していた分譲マンションの解体に伴い、2024年2〜7月期に営業外費用として約10億円を計上したと明らかにした。富士山の眺望に影響を及ぼすとの声が周辺住民らから上がり、7月の引き渡し開始を前に解体を決めていた。
同日開いた決算説明会で仲井嘉浩社長が説明した。「富士山は日本にとって特別な存在と認識している。事業を中止したことは間違っていないと思うが、決断が遅く様々な方にご迷惑をおかけしたのは申し訳ない」と話した。
解体工事中の「グランドメゾン国立富士見通り」は地上10階建て、総戸数が18戸で、23年1月に着工した。JR中央線の国立駅から南西に延びる富士見通り沿いに立地していた。
- 【関連記事】積水ハウス純利益33%増 2〜7月、買収の米住宅伸びる
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。