9月30日の新会社設立を予定していた

富士フイルムホールディングス(HD)子会社の複合機メーカー、富士フイルムビジネスイノベーション(BI、旧富士ゼロックス)とコニカミノルタは9日、複合機の部品調達を担う共同出資会社の設立時期を未定にすると発表した。9月30日を予定していたが、海外での競争法上の審査や承認手続きに想定より時間がかかっているため。

両社は4月、複合機部品の調達機能を統合した新会社を2024年7~9月期に設立する計画を公表した。7月に両社でジョイントベンチャー契約を結び、9月30日の会社設立を予定していた。新会社には富士フイルムBIが75%、コニカミノルタが25%をそれぞれ出資することで進められていた。

ペーパーレス化で市場が縮小するなか、一部業務を共同で担おうとする動きが出ている。業界大手で競合のリコーと東芝テックは7月、複合機の開発や生産部門を統合した新会社を発足している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。