9日の東京株式市場は取り引き開始直後には半導体関連の銘柄を中心に売り注文が膨らんで全面安となり、日経平均株価は一時、1100円を超える値下がりとなりました。
これは先週6日に発表されたアメリカの雇用統計で農業分野以外の就業者の伸びが市場の予想を下回ったことなどから、アメリカの景気の先行きへの警戒感が高まったことが主な要因です。
ただ、その後は為替が円安方向に振れたこともあって、値下がりした銘柄を買い戻す動きが急速に強まり
▽日経平均株価の終値は先週末より175円72銭安い、3万6215円75銭で9日の取り引きを終えました。
▽東証株価指数=トピックスは17.69下がって、2579.73。
▽一日の出来高は18億135万株でした。
市場関係者は「日本時間のあさって夜にはアメリカで先月の消費者物価指数が発表される予定で、今後もアメリカの景気動向を占う経済指標の結果を見ながら、不安定な値動きが続きそうだ」と話しています。
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