引退したVSE(50000形)の後継車両としての開発を目指す

小田急電鉄は9日、2029年3月に新型ロマンスカーの運行を目指すと発表した。総事業費や製造する台数は現時点では未定。今月から1級建築士事務所を通じて設計に着手していて、23年12月に引退したVSE(50000形)の後継車両を目指す。

新型のロマンスカーは18年に就役したGSE(70000形)以来。現在は1996年に運行開始したEXE(30000形)をはじめ合計で4車種が運行している。

設計を手掛けるのは「COA(コア)一級建築士事務所」(東京・大田)で、車両の製造は歴代車両を扱ってきた日本車両製造が担当する。1年ほどかけて利用客のニーズの把握やコンセプトなどを検討し、25年度中にもデザインを公表するとしている。

同社は「これまでの伝統や歴史、お客さまとともに育んできたロマンスカーブランドを継承しつつ、国内外のお客さまに一層上質な移動時間を提供できる車両にしていきたい」とコメントしている。

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