LINEヤフーは9日、ニュース配信サービス「Yahoo!ニュース」のコメント欄の表現を人工知能（AI）が添削する機能を導入したと発表した。不快に感じる可能性のある表現をAIがチェックし、投稿が完了する前に表現の見直しを利用者に提案する。ネット空間での誹謗（ひぼう）中傷の防止につなげ、コメント欄の健全性を高める。
コメントを「投稿する」ボタンを押した際に、AIが表現を添削する機能「コメント添削モデル」を9日に開始した。利用者がコメントの投稿完了前に、不快な表現が含まれていないか見直せるようにする。
例えば、「マナーが悪いというか頭大丈夫ですか？」と投稿した場合、「頭大丈夫ですか？」という部分をAIが「やさしい表現に見直しませんか」と提案する。投稿内容の修正は強制ではなく任意とする。
Yahoo!ニュースのコメント欄は2007年から提供している。ネット上の誹謗中傷が問題となるなか、LINEヤフーはこれまでも24時間体制の専門チームによる人的なパトロールなど対策を強化してきた。
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