栃木、群馬、茨城の北関東3県で10月、「北関東ラーメンフェスタ」が開かれる。ヤマダホールディングス(HD)が協力し、同4日に開幕する宇都宮市でのイベントを皮切りに3県で順次開く。それぞれ県内外のラーメン店が出店して腕を振るうほか、アイドルグループのステージなどを開催。それぞれの観光協会が地元の物産を紹介する。
栃木では10月4〜6日に宇都宮市のヤマダデンキ駒生店、群馬では同10〜14日に同県高崎市のJR高崎駅に直結したヤマダデンキLABIガーデン、茨城では同12〜14日に同県つくば市のつくば市中央公園でそれぞれ開く。3会場とも入場無料。ラーメンは1杯1000円で、購入時は3会場共通のチケットが必要だ。前売り券は全国のセブンイレブンと北関東のヤマダデンキ各店舗で売り出した。
ラーメン関連のイベント企画や情報発信を手がけるラーメンデータバンク(東京・目黒)によると、「複数の県をまたいで開催されるラーメンイベントは全国的にも珍しい」という。
ラーメンフェスタを巡っては、2023年にJR高崎駅前に本社を置くヤマダHDと地元が協力する形で、ヤマダデンキのイベントスペースで「GUNMAラーメンフェスタ2023」が開かれた。県内外の人気店が出店し、目標を上回る販売実績をあげた。同イベントが好評だったことを受け、地元では24年秋も開く方向で準備を進めてきた。
一方、つくば市では12年から「つくばラーメンフェスタ」が開かれてきた。同フェスタは23年10月、同市の研究学園駅前公園で開かれたイベントを最後に終了。存続を求める声があり、ヤマダHDの協力を得て「北関東ラーメンフェスタ」のイベントとして開かれることとなったという。
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