オタフクソース(広島市)は11日、お好み焼きづくりを体験することによる、子どもの感性の変動に関する調査結果を発表した。「具材を混ぜる」工程ではワクワクや興味といった感性値が上がった一方、お好み焼きを「ひっくり返す」工程でストレスを感じることもわかった。

7〜12歳の男女12人に調査した。慶応義塾大学理工学部の満倉靖恵教授の協力で脳波測定器を使い、ワクワクやストレスといった直感的な情報を抽出した。調理体験後に食べた場合と、できあがったものを食べただけの場合に分けた。

具材を混ぜる工程は安静状態と比べワクワク度が7.5ポイント上がった。ひっくり返す工程は1回目はストレス度が上昇し、経験済みの2回目はワクワク度と好き度が調理中で最も高かった。

自分が調理したものを食べた方が、できあがったものを食べただけに比べてワクワク度や好き度が高かった。オタフクソース研究室の斉藤裕子主任研究員は「調理体験は子どもたちが料理に関心を持ち、食の大切さを学ぶ絶好の機会」とする。

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