テンポスホールディングスの2024年5〜7月期は増収増益だった(都内の店舗)

中古厨房機器の販売などを手掛けるテンポスホールディングスが11日発表した2024年5〜7月期の連結決算は、純利益が前年同期比44%増の7億4900万円だった。中古のPOS(販売時点情報管理)端末や外食店向けのテーブルオーダーシステムなどが伸びた。

売上高は38%増の114億円だった。中核の中古厨房機器販売の「テンポスバスターズ」が伸びた。飲食店などの新店舗を開業する客のニーズを取り込んだ。回転すしなどを展開するヤマトサカナ(千葉県鴨川市)を買収した効果もあった。テンポスバスターズでは人材育成投資などが響き利益は減った。

グループの竹若(東京・中央)の破産手続きが進んで「廃止」が決まり、繰延税金資産を計上したことも利益を押し上げた。

テンポスの5〜7月期は純利益が前年同期比44%増えた(11日、東京都大田区)

25年4月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比26%増の467億円、純利益は25%増の24億円を見込む。森下篤史社長は「第2四半期に向けての課題は発信力だ。テンポスに連絡してもらえるような知名度を築きたい」と話した。

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