東電管内では暑さで想定以上に需要が増加した

送配電会社の東京電力パワーグリッド(PG)は11日、中部電力パワーグリッドから電力融通を受けたと発表した。供給エリア内で想定より気温が上がり、冷房の使用などが増えたことで需給が逼迫した。同日午後に最大30万キロワットを受電した。

東電PGは電力広域的運営推進機関(広域機関)を経由して、午後4時半から中電PGに融通を依頼した。広域では必要な電力を確保していたが、東電管内では予備率が安定供給に必要とされる3%を一時下回った。

首都圏や中部に火力発電所を保有する発電最大手JERAは需給逼迫に対応するため、同日夕方以降に発電量を引き上げた。首都圏の最大6発電所で、発電量を通常より合計で約26万キロワット高めて運転する体制とした。

東北電力ネットワークも同日、猛暑による需給逼迫で北海道電力ネットワークや関西電力送配電など4社から電力融通を受けたと発表した。午後5時半から最大45万キロワットを受電した。

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