大王製紙は25日、大人の紙パンツ用尿とりパッドを刷新すると発表した。糸ゴムを4本に増やしたり、横漏れを防ぐ立体ギャザーを最も高い6センチメートルに引き上げたりして、体に密着するようにして尿漏れを軽減する。夜間のおむつ交換を減らし、高齢者の睡眠の質向上と介護者の負担減を目指す。
5月21日に「アテント 紙パンツ用すっきりパッド 2 回吸収」と「アテント 紙パンツ用夜1 枚安心パッド 4 回吸収/6 回吸収」を発売する。
そけい部に密着する吸収体を採用し、装着時のモコモコ感を抑えた。体にフィットするため、動きを妨げにくい。
従来品の消臭に加え、脱臭と菌の増殖を抑制する機能も追加した。長時間交換しづらい睡眠時や日中でも快適に過ごせるようにした。
インテージSRIの調査によると、大人用紙おむつに装着する尿とりパッド市場は2017年度から22年度まで横ばいだが、紙パンツ用のパッドは同55%増と伸長している。ただ、大王製紙が調査した意識調査では「パッドがずれそう」とか「厚みが出てシルエットに響きそう」との声があった。
4回吸収/6回吸収のパッド使用者は8割以上が就寝時に着用しており、夜間の尿漏れ対策に気を使っていることが分かった。「2回吸収」は初めての人に、「4回吸収/6回吸収」は既存の利用者に向けて訴求する。
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