切削工具大手のOSGは12日、ねじ穴をつくる工具「タップ」などを値上げすると発表した。値上げ幅は最大で10%。11月18日の受注分より適用する。材料となる超硬合金などの仕入れ価格や人件費、エネルギー価格の上昇を受けて、製品価格に転嫁する。
同社のほぼ全ての製品が値上げの対象となる。品目別で見ると、主力製品のタップ、穴を開けるのに使う「ハイスドリル」、金型などの形を削り出す「ハイスエンドミル」の値上げ幅は7〜10%。耐久性の高い「超硬ドリル」や「超硬エンドミル」などは7%としている。
顧客の要望に合わせて提供しているオーダーメード品については、見積もりをして価格を決めるという。
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