中途採用市場では一部で採用を絞る状況が続く

ビジョナルは12日、2025年7月期の連結純利益が前期比4%増の134億円になる見通しだと発表した。主力の転職支援サイト「ビズリーチ」の利用が堅調に推移し、給与の引き上げなどに伴うコストの増加を補う。

売上高は16%増の764億円を見込む。ビズリーチ事業の売上高は15%増の664億円。増収率は18%だった前期から鈍る。大企業で積極的な中途採用が続く一方、外資系企業などでは採用意欲の復調がみられない。

営業利益は191億円と7%増えそうだ。前期に連結子会社を譲渡した影響でインキュベーション部門で営業損失15億円程度を見込むものの、ビズリーチ事業の伸びが全体の利益を押し上げる。

同日発表した24年7月期の連結決算は、売上高が前の期比18%増の661億円、純利益が31%増の129億円だった。

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