このうち就職情報大手の「マイナビ」は今月11日、都内で現役の社員と退職した元社員が交流するイベントを初めて開き、およそ200人が参加しました。

会場には、元社員が転職先などでいま取り組んでいる事業について説明したり、現役の社員が外部と連携して取り組みたい業務について説明したりするコーナーが設けられました。

この会社ではアルムナイをビジネスパートナーとして積極的に活用し、新たな事業展開などにつなげたいとしています。

人事統括本部の粟井俊介統括本部長は「アルムナイの人たちが今いるところから得られた知見やアイデアを組み合わせて、今までにないものができるきっかけになればいい」と話していました。

このほか、NTTも今月、グループを横断したアルムナイのネットワークを設けるなど、幅広い業界で動きが活発になっています。

リクルートが去年行った調査では31%の企業がアルムナイのネットワークを作っていると回答していて、人材の獲得競争が激しくなるなか人手不足を補完する手段として注目されています。

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