16日のニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均が約2週間ぶりに史上最高値を更新した。米国の中央銀行が大幅利下げに踏み切るとの見方が広がり、景気の下支えになるとの期待から株式が買われた。
終値は、前週末より228.30ドル(0.55%)高い4万1622.08ドルだった。値上がりは4営業日連続。
米連邦準備制度理事会(FRB)は17、18日に開く会合で、4年半ぶりに利下げする見込みで、市場では利下げの「幅」が焦点となっている。最近発表されたインフレ(物価高)や雇用に関する経済指標から、通常の2倍の大幅な利下げをするとの見方が広がっている。FRBが大幅利下げすれば、景気が大きく落ち込まずインフレが落ち着く「軟着陸」できるという期待が高まり、株高につながった。(ニューヨーク=真海喬生)
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