工場向けの電源や空調の設備を手がける八洲電機は18日、2025年3月期の連結純利益が前期比28%増の34億円になる見通しだと発表した。従来予想(9%増の29億円)を5億円上回る。半導体材料を手掛ける企業向けの電源設備案件などでの値上げや、土地・建物など固定資産売却益3億円の計上が寄与する。
売上高は2%増の660億円と10億円上方修正した。主力のエンジニアリング関連で、国内の半導体材料メーカーの工場向けの電源設備や、データセンター向けの空調機器設備が伸びた。値上げで案件当たりの単価が上昇し利幅が改善した。営業利益は18%増の46億円と4億円上方修正した。
年間配当は前期比4円増の32円とする従来予想を据え置いた。
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