レバノンの首都ベイルートなどで18日、親イラン民兵組織ヒズボラが使用していた通信機器が相次いで爆発した。日本の無線機メーカー、アイコム製のトランシーバーである可能性が高い。アイコムの担当者は19日午前、「事実確認を進めている」と話した。
ロイター通信などによると18日に相次いで爆発した通信機器には「アイコム」と「メード・イン・ジャパン」(日本製)と書かれたラベルが貼られていたという。大阪に本社を構えるアイコムの製品とみられる。アイコムによると2014年に製造・販売を中止した「IC-V82」というモデルだという。
17日にもレバノン全土でヒズボラの戦闘員らのポケットベルが一斉に爆発しているが、18日の爆発との関連は不明だ。
アイコムは1954年創業の総合無線機メーカー。トランシーバーや陸上や海上、航空用無線機などを手がける。2024年3月期の連結売上高は371億円で、欧米などでも事業を展開している。
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