記者会見する石油連盟の木藤会長(19日、東京都千代田区)

石油連盟の木藤俊一会長(出光興産社長)は19日の定例記者会見で、自民党総裁選(27日投開票)を巡り「次の総裁には岸田文雄政権のエネルギー政策が受け継がれることを願っている」と述べた。岸田政権がエネルギーの安定供給とグリーントランスフォーメーション(GX)の両立を志向した点を「高く評価している」と強調した。

木藤氏は岸田政権のエネルギー政策に関し「日本の産業競争力に資する国家戦略として、安定供給とGXの推進に旗を振っていただいた」と評価した。次期総裁にはそれらの継続・具体化を求めた。

政府が年内まで続ける予定のガソリン補助金について「ソフトランディング(軟着陸)での終息をお願いしたい」と語った。足元で原油安・円高の傾向が強まっていることから、施策を終えやすい環境になっているとの認識を示した。

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