島根原発2号機の運転訓練に臨む中国電力の担当者(19日、松江市内)

中国電力は19日、島根原子力発電所2号機(松江市)の運転訓練の様子を公開した。12月に予定する再稼働に向け、2号機の中央制御室とほぼ同じ構成のシミュレーター施設を使い、重大トラブル発生時の対応を確認した。

訓練は原子炉への給水と発電所内の電源が同時に失われ、水位が低下した原子炉が自動停止した想定で実施した。

中国電力の担当者5人は事前にシナリオを聞かず訓練に参加し、その場で状況を確認した。バックアップ用の冷却設備を起動するなどし、原子炉を安定して冷却できる状態にするところまで作業した。

2号機は予定通り再稼働すれば2012年1月以来、約13年ぶりの稼働となる。島根原子力発電所発電部の田中克敏課長は「(再稼働は)緊張感をもった操作になるが、訓練を繰り返すことで自信をもって臨めると考えている」と話した。

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