名古屋大学は「ステーションAi」の運営会社と施設利用に関する基本合意書を交わした

名古屋大学は20日、10月に開業する愛知県の新興育成拠点「ステーションAi」(名古屋市)の運営会社と施設利用に関する基本合意書を交わした。ステーションAiに入居するスタートアップが名大の研究設備を使ったり、名大発スタートアップがステーションAiの施設を利用したりできるようにする。両者の連携でスタートアップの育成を後押しする。

名大では同大発スタートアップなどの支援拠点「Tokai Open Innovation Complex(TOIC)」が5月に完成したほか、スーパーコンピューターなどの研究設備がある。ステーションAiはオフィススペースやロボットの実証環境を備える。

名大の杉山直学長は20日の締結式で「大学で眠る起業のシーズ(種)を掘り起こして成長させるしっかりとしたスタートアップエコシステムを構築したい」と述べた。

ステーションAiの運営会社の佐橋宏隆社長は「ユニコーン規模のスタートアップが生まれるために不可欠なのは優秀な人材を輩出できる機関。名古屋大学は極めて不可欠な存在」と語った。

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