リニアのトンネル工事現場の近くにある瑞浪市大湫町では井戸などの水位が低下していて、さらに、JR東海によりますと、13か所で地盤沈下も確認されたということです。

会社では地盤沈下についてもリニアの工事が原因の可能性があるとして、18日から周辺のおよそ60戸の住宅や5か所の公共施設に被害が出ていないか現地調査を進めています。

20日は地区の消防センターでその様子が公開され、委託を受けた専門業者が調べたところ、壁や床に亀裂が確認され、柱も傾いていました。

この建物の近くでは今月17日の時点で最大3.2センチの地盤沈下が確認され、先月よりも0.8センチ余り沈んでいるということです。

また、住民からは住宅の地面に隙間ができているといった声も寄せられているということです。

JR東海岐阜西工事事務所の荒井潤担当課長は「皆様のご心配ご不安を取り除くため、まずは事前の調査をさせていただいている。現時点で不具合が出ているという申告もあるので早めに完了させたい」と話していました。

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