エンジニアリング商社の進和が11日発表した2023年9月〜24年2月期の連結決算は、純利益が前年同期比44%減の12億円だった。前年同期にあった海外の大型案件の利益がなくなった影響が大きい。国内では設備の受注競争が激化して採算が悪化した。
売上高は7%減の384億円、営業利益は52%減の16億円だった。米国では自動車向けの設備や材料が好調だったが、前年同期に計上した中国での設備案件による利益の反動減を補えなかった。
記者会見した瀧谷善郎社長は「出遅れている価格転嫁を進める」と述べ、下期にかけて収益改善に取り組む方針を示した。業績の進捗は想定通りとして通期の業績予想は据え置いた。
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