三井E&Sが製造した米国向けクレーン

三井E&Sは11日、米国子会社パセコとカナダの投資会社ブルックフィールド社と共同で、米カリフォルニア州で港湾クレーンの最終組み立てに向けた検討を進めていると発表した。パセコが米国で港湾クレーンの組み立てをするのは1989年以来となる。三井E&Sによると「現時点では検討の内容について公表できない」という。

米政権は2月、今後5年間で米国の港湾インフラに補助金を含めて200億ドル以上を投資すると発表した。同声明ではパセコについて、米国におけるクレーンの製造能力を戻す意向だと示されていた。

現地時間10日の日米首脳会談後に米ホワイトハウスが公表したファクトシートでは3社の協力について示されており、「米国の港湾インフラの安全確保に貢献することが期待される」と言及があった。

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