小林製薬は25日、「紅麹(こうじ)」原料を含む機能性表示食品の健康被害問題を巡り、サプリ「紅麹コレステヘルプ」などを摂取して腎疾患などを発症した患者に対し、医療費の支払いを始めたと発表した。患者からの問い合わせの多さなどを勘案し、健康被害の原因の特定を待たずに補償する。

対象製品を摂取して健康状態の確認のために医療機関を受診した人に、症状の有無にかかわらず初診料と検査費用、交通費の実費を支払う。2023年7月以降に対象製品を購入し、腎疾患や関連する症状が出た人には医師による診断書を確認のうえ、治療費や交通費を治療後に支払う。

対象製品は「紅麹コレステヘルプ」のほか「ナイシヘルプ+コレステロール」と「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」。小林製薬の通信販売で購入した場合の相談は0120・58・5090、ドラッグストアや外部の電子商取引(EC)サイトなどからの購入分は0120・880・220で受け付ける。受付時間はいずれも午前9時〜午後9時で、土日祝日も対応する。

関西セクショントップページはこちら

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。