札幌圏では、日本版ライドシェアが運行できる時間帯に木〜日曜日の午後4〜8時台が追加される

国土交通省は、一般ドライバーがタクシー会社の管理のもと有償で乗客を運ぶ「日本版ライドシェア」について、札幌圏で運行できる車両台数や時間帯を広げる。週末深夜に限られている運行時間は、木〜日曜日の午後4〜8時台を追加で開設。同時間帯に運行可能な車両数は190台とする。事業者への車両配分などを経て10月にも始まる。

2023年7〜9月のタクシーアプリでの配車依頼件数などのデータを踏まえ、運行時間と車両数を決めた。現在は金・土曜日の深夜にあたる土・日曜日の午前1〜4時台に運行しているが、この開始時間も午前0時に繰り上げる。車両数は55台から約3倍の160台に増やす。

現在札幌圏では28社に事業許可が出ている。24年6月22日に始まり、8月中旬時点で累計179台が稼働し、同804回の運行があった。1台1時間あたりの運行回数は約0.9回でタクシーの平均(約0.7回)より多かった。

北海道内では、伊達市と壮瞥町を含む伊達圏とスノーリゾートとして知られるニセコエリアの倶知安圏でも日本版ライドシェアが運行される見通し。現時点では両エリアともスタートしていないという。

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