経営陣に結果を報告した(24日、福岡市の九電工本社)

9月10〜15日にフランスのリヨンで開かれた「技能五輪国際大会」で、九電工から電工職種の日本代表として出場した木原夢叶(ゆうと)選手(21)が敢闘賞(31人中14位)を獲得した。24日、石橋和幸社長や藤井一郎会長に結果を報告し「選手として培った知識や能力を後輩に伝えていきたい」と挨拶した。

技能五輪国際大会は技能水準の向上や国際交流などを目的に2年に1回開かれ、22歳以下の技術者が出場できる。2022年に社内で技能五輪選手に選抜された木原選手は、23年の全国大会で電工職種の金賞(1位)を獲得し日本代表に選ばれた。九電工から出場するのは17年のアラブ首長国連邦(UAE)アブダビ大会以来7年ぶり。

24日の報告会で、石橋社長は「材料の違いや言葉の壁があるなか、もっと上を目指せたという悔しさはあるだろうが、日本代表として出場したというプライドを持ち続けてほしい」と語りかけた。藤井会長は「何事にも代えがたい経験だ。後輩の指導や職場活性化につなげてもらえれば」と話した。

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