記者会見するパーソルビジネスプロセスデザインの市村和幸社長(26日、東京都港区)

パーソルホールディングス傘下のパーソルビジネスプロセスデザイン(東京・江東)は26日、採用や経理、営業などのバックオフィス業務をオンラインで代行するサービスを始めたと発表した。業務の手順書やマニュアルを作成して、契約終了後に顧客企業が自力で業務に取りかかれるようにする。人材不足に悩む中小企業やスタートアップの需要を見込む。

新サービス名は「StepBase(ステップベース)」。各分野で実務経験のある人材が申し込みの最短翌日から稼働する。

企業の間接業務を請け負う従来のビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)では、顧客企業は採用や営業の全般など広範囲の業務を委託する場合が多い。新サービスでは、例えば採用活動での「求職者との面談調整」や「合否連絡」など細分化した業務だけでも委託でき、発注コストを抑えられる。

必要な時期に必要な部分だけ依頼することができるため、専門人材を雇用するのに比べ、採用経費や人件費を削減できるという。2030年までに年間1000件受注し、売上高25億円程度を目指す。

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