子ども向けのクララは身長90センチメートルから使用できる(モデル着用)

信州大学発のスタートアップで歩行補助ロボットを開発するアシストモーション(長野県上田市)は、脳性まひなどによって自力歩行が難しい子どもたちが使用できる歩行訓練ロボットを初公開した。同社は2021年に高齢者などに向けたリハビリ用歩行訓練ロボットを発表しており、今回の子ども向けロボットは25年夏の製品化を目指す。

センサーが検知した体の動きに連動してモーターが作動、膝や股関節の動きを補助する

「小児用歩行トレーニングロボットcurara(クララ)」は腰から下に装着しセンサーが検知した体の動きに連動してモーターが作動、膝や股関節の動きを補助する。長野県立こども病院との共同研究によって開発し、同病院で臨床研究が進んでいる。装着方法などの検証を重ねるほか、さらに多くの子どもに使ってもらい課題を洗い出す。

成長によって体格が大きく変化することも踏まえ、身長90センチメートルから使用できるSSサイズと115センチメートルからのSサイズをそろえる。3〜6歳児向けのSSサイズは重さ約1.7キログラムと成人用(約2.9キログラム)より大幅に軽くした。

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