ジープ初の電気自動車「アベンジャー」(26日、東京都港区)

欧州ステランティスの日本法人は26日、傘下ブランド「ジープ」で初となる電気自動車(EV)「アベンジャー」を発売すると発表した。価格は580万円から。場面に応じた6つの走行モードで街乗りの性能を高めつつ、オフロードでの力強い走りも実現する。需要が高い多目的スポーツ車(SUV)のEVで販売拡大を目指す。

国のEV購入補助金は65万円。航続距離は486キロメートルで、50キロワットの急速充電に対応する。アベンジャーは全長約4.1メートルと同ブランドとしては最も小さく、街乗りにも適したサイズとした。航続距離を伸ばす「エコ」や砂地に適した「サンド」、凍結した路面でも走行可能な「スノー」など6つの走行モードを備えた。

ジープはステランティスの主力ブランドの一つで、SUVに特化している。日本法人の打越晋社長は「走行モードや外観でEVでもジープらしさを表現した。これまでのEVとは別カテゴリーだ」と説明する。

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