中国四国百貨店協会が発表した8月の中国地方5県の百貨店売上高は、前年同月比8.8%減の125億円だった。12カ月連続の前年割れ。百貨店ごとにばらつきはあるが、品目別で全体に占める割合が高い衣料品が14.4%減と落ち込んだのが響いた。

丸由百貨店(鳥取市)の売上高は同2.7%増の3億800万円。お盆休みが最長9日間あり帰省客の来店が多く、進物用の菓子を中心に食品売り場がにぎわった。酷暑だったが好天が続きビアガーデンも好調だった。

ただ7月同様、通気性の良い夏物衣料の品ぞろえが整わず、婦人服の売り上げが振るわなかった。

天満屋は同1%増の25億4600万円(岡山県内3店舗)だった。婦人服や紳士服など早期展開した秋物商品の動きが好調で高額品も全体をけん引した。仏高級ブランド「エルメス」が退店した影響が残る岡山高島屋(岡山市)は同13.8%減の10億7400万円だった。

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