ビールカップの再生繊維をクッション材に使った

コクヨは26日、甲子園球場で回収されたビールカップを再利用したスタジアム用の座席を開発し、プロ野球・阪神タイガースの2軍拠点に納品すると発表した。タイガースが2025年3月に開く「ゼロカーボンベースボールパーク」(兵庫県尼崎市)のメイン球場の客席などに採用された。

コクヨのスタジアム用座席「センチュラ」の特別仕様品で、プラスチック製ビールカップから再生した繊維を席の背中部分のクッション材に使う。メイン球場になる「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」のバックネット裏、約150席分を納入する。同席は「コクヨプレミアムシート」としてネーミングライツの協賛も実施する。

ビールカップ由来のリサイクル素材を使わない通常仕様のセンチュラなどを含め計3600席以上をゼロカーボンベースボールパークに納める。同パークは太陽光発電の導入など環境に配慮した施設を目指す。

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