地図情報大手、ゼンリン傘下のゼンリンデータコム（東京・港）は9月から、訪日外国人向けの神社仏閣マップを特設サイトで公開した。ゼンリンが調査した全国約21万件のデータを用いて、効率の良い周遊プランを提案する。自社の技術や情報を自治体や観光事業者にアピールする狙いもある。
日本語と英語で表記し、無料で閲覧できる。旅行者がウェブサイト上で行きたい神社や寺院を複数選択すると、効率よく回れるよう移動手段を紹介する。東京23区の駅では出入り口の360度画像を表示し、駅から出た際の最初の一歩を案内する。
神社や寺院を人気度で絞り込んで表示することもできる。混雑データを活用して人気度を判別した。初来日の人は定番で人気のある場所を、リピーターの人には知る人ぞ知るスポットを提案する。
サイトは、ゼンリンの持つ情報や技術の活用事例を紹介するショーケースとして位置づける。自治体や企業への自社コンテンツの販売につなげる。
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