NTT東日本とNTT西日本は27日、一部の通信サービスを値上げすると発表した。NTT東は光回線サービス「フレッツ光ネクスト」の通信速度が比較的遅いプランの料金を最大22%、NTT東西は固定電話サービス「INSネット」を最大11%上げる。部材費や人件費の高騰分をサービスの料金に転嫁する。
NTT東は2025年4月からフレッツ光ネクストの最大通信速度が毎秒100メガ（メガは100万）ビット〜200メガビットのプランの料金を改定する。戸建て向けの場合、月額5720円から同5940円になる。最大通信速度が毎秒1ギガビットのプランは据え置く。最大通信速度が毎秒10ギガ（ギガは10億）ビットの「フレッツ光クロス」も値上げの対象外。
利用者が値上げを機に毎秒1ギガビットのプランに移る場合は、26年3月末までの申し込みなどを条件に工事費を無料にする。
NTT東西はINSネットの提供を2028年末に終える予定で、既に新規の受付は停止している。INSネットの終了までサービスを安定的に続けるための改定としている。
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