経済産業省によりますと、8月の鉱工業生産指数は2020年を100とした指数で99.7となり、前の月を3.3%下回りました。低下は2か月ぶりです。

業種別では15業種のうち12業種で低下し、このうち
▽台風10号による工場の稼働停止の影響が大きかった「自動車工業」で10.6%
▽輸出向けの半導体製造装置の生産が減った「生産用機械工業」で4.6%
それぞれ減少しました。

経済産業省では、9月と10月の生産は上昇を予測しながらも不透明感が強いとして、企業の生産活動の基調判断を「一進一退」に据え置きました。

今後の見通しについて、経済産業省は「製造業の生産活動は外需に左右されやすいので、アメリカや中国など海外経済の動向を注視していきたい」としています。

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