「ニコアンド」などの主力ブランドは好調だったが米国事業などが苦戦した

アダストリアが30日発表した2024年3〜8月期連結決算は、純利益が前年同期比2%減の69億円だった。米国で景気の不透明感もあり卸売り事業が苦戦した。飲食事業では新規出店費用や人件費がかさんだ。

売上高は1442億円と9%増えた。主力ブランドの「グローバルワーク」や「ニコアンド」が堅調だったほか、衣料・雑貨ブランドの「ラコレ」の新規出店も寄与した。自社の電子商取引(EC)サイト「ドットエスティ」の会員数は前期末比で110万人増の約1860万人となった。

営業利益は4%減の99億円だった。

25年2月期通期の業績見通しは据え置いた。売上高は前期比5%増の2900億円、純利益は6%減の127億円を見込む。

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